DP1は、かなりこだわった機体だということがわかってきました。
1、シグマの一眼レフ機「SD14」と同等の撮像素子を搭載
2、単焦点レンズの焦点距離は16.6mm。35mmフィルム換算では28mm相当
3、撮像素子「FOVEON」は、原理的に偽色を発生しない。そして、ローパスフィルターも不要なので、条件さえ合えば信じられない精細感と階調性が得られる
4、撮像素子の大きさが、フォーサーズシステムの一眼レフ並み
むちゃくちゃ物欲をそそる内容なのですが、欠点もあるようです。
1、撮影後には数秒の待ちが発生してしまう
2、レンズの明るさはF4と一般的なコンパクト機よりも一段程度暗いレンズになってしまう
これらのことからわかることは、「とりあえず綺麗な写真を撮りたい」「初心者だから失敗しない機能が欲しい」といった人には向かないということです。
こだわりを持ったマニアックな人が、水準以上の写り方を求めるのに向いているといえるでしょう。
初心者だけど、ちょっとだけこだわりたい人には、安くなったGR DIGITALⅡが手頃かもしれません。