子供が利用する店舗のほとんどが、大企業が運営する店舗になってしまったような気がします。
駄菓子屋が無くなって、コンビニに。
八百屋や肉屋が無くなって、スーパーに。
商店街にあったおもちゃ屋が無くなって、トイザラスに。
近所の銭湯が無くなって、スーパー銭湯に。
町の電気屋さんや時計屋さんが無くなって、ヤマダ・コジマのような大規模店に。
ちょっとした食堂・定食屋が無くなって、ほとんどがファーストフードやチェーン店に。
こうした時代の流れを否定するわけではありません。
こうしたお店は、安いし、速いし、便利だし、利点が多いですから、私も利用します。
しかし、大規模店にも欠点があることを、子育てをしてみて初めて実感いたしました。
なぜなら・・・・
こうした店舗の従業員のほとんどは、社員、パート、アルバイトなんですよね。
この人たちは、お客さんが払ったお金が、直接の収入にならない人たちですよね。
結局、この人たちは、会社から給料をもらう・・・・・。
いくら店長といっても、さらに本部などに上司がいて、その人が最大責任者ではない人たちです。
お客が減ったとしても、責任が複数の人に分割されてしまう。
当然、従業員にはマニュアルが導入されていて、できる限りに、その通りに行動するように指導されます。
お客の顔も見ずに・・・・「いらっしゃいませ!」
それではいけないと指導されて、お客の顔を見てから・・・・「いらっしゃいませ!」
これでは、その従業員の心の中は変わっていないんじゃないですか?
ほとんど働くロボットのような印象のように感じます。 ※1
私達のような大人であれば、
「チェーン店はどこへ行っても、こんなもの」と思うだけです。
しかし、子供にとっては、
「働くというのは、こういうこと」と認識してしまう可能性があるのです。
子供に、ロボット(マニュアルに従ってのみ) のように働く事が当たり前と思ってもらっては困るのです。
そこで、我が家での最低限の防衛策を紹介いたします。
子供が髪をカットする場合には、チェーン店を選ばずに、個人で経営している床屋・美容室を選ぶようするのです。
なぜなら、髪をカットする30分~1時間は、作業者と一対一になるからです。
この時間は、髪を切ってもらいながら「人間対人間」の会話をすることになります。
今の時代に、こんなことが体験できる職種は、なかなか在りません。
しかも、皮膚や髪を触られながら会話をするのですよ。
こんな貴重な時間を、大規模店のマニュアルに従ったような従業員には任せられません。 ※2
当然、個人経営のお店でも、親が厳選するべきだと思います。
「前回も来てくれたよね、ありがとう!」
「暖かい時期になってきたから、少し短めのスタイルはどう?」
「4月から中学生になるんだよね、あの学校は規則が厳しいみたいだよ。」
「最近は、どんな番組をみているの?音楽は?」
「学校は楽しい?休日は何してるの?」
こうした、「人間同士のやりとり・いきつけの店」といった感覚を、子供になるべく感じさせてやりたいものです。
※1、2 感じた印象を、かなりオーバーに表現いたしました。不愉快に感じる方がいるかもしれませんが、あくまで、表現方法としてとらえて下さい。また、チェーン店でも適切に対応して下さる方がいることも知っております。
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